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妻の浮気への復讐 1

カテゴリ: 寝取られ&寝取らせ
私は結婚して妻の家に入りました。
それは、妻が高校3年生の夏に父親が急死して、母子家庭だった為に、
妻の母と妹の経済面を考えての事です。
名字こそ変えなかっただけで実質婿養子の様な形ですが、
妹も妻とよく似ていて可愛く、母も妻を21歳で産んでいた為に若く綺麗で、
父親と兄2人の男所帯だった私には、居心地の良い生活でした。
その後2人の子供にも恵まれ、妻は子育てとパートで忙しいながらも、明るく元気一
杯の生活を送っていたのですが、下の子供が幼稚園の年長になった時、出張から帰ると妻は暗く元気が有りません。
「何か有ったのか?」
「あなたには妹の結婚費用まで助けてもらったし、あなたに私の家族を背負わせて来
て言い辛いのですけど・・・・・来年・・・・大学を受験してみたい」

一瞬、驚きましたが、妻には父親の死により妹の事も考えて進学を断念して、
家計を助ける為に、私の勤めている会社に就職したという経緯があります。

「裕子も子育てやパートで頑張って来たから俺は構わないが、
お母さんは何と言っている?
今まで以上に、子供達の事で世話を掻けるだろうから、
俺よりも先ずはお母さんの許可を得なければ」

「実は、お母さんには既に了解を得ているの」

「それなら俺は賛成だ。行けよ。そうは言っても試験に合格したらの話だが」

「本当にいいの?あなた、ありがとう。小学校の教師なるのが子供の頃からの夢だった。
でもお父さんが死んだ時に諦めたはずだった。
パートは辞めてしまうけど、大学を卒業したら、
例え教師は無理でも熟の講師でも何でもして返すから」

私には趣味だと言って暇を見付けては、
勉強を続けていたのは、夢を捨て切れなかったのでしょう。

この日から猛勉強が始まり、翌年、妻は見事32歳の女子大生になったのです。
高校の時には勉強ばかりしていたらしく、
私と付き合うまで遊びを殆ど知らず、
化粧や服装も地味だったのですが、
それは女子大生になっても変わらず、
ただでさえ一般の学生よりも歳が一回り違う妻が、
浮いた存在に成っていないか心配でした。

「友達は出来ないか?
たまには一緒にお茶を飲むとか、食事をしてくるとか、
多少の付き合いはしたらどうだ?
それに、もう少し流行の服を着た方が良くないか。
その位の余裕は有るだろ?」

「友達と言うか、仲間みたいな子達は何人も出来たけど、
そんな贅沢はできないわ。
あなたやお母さんにも、
これ以上迷惑を掛けたくないし」

この時は、逆の心配をする事になるとは考えもしませんでした。
それと言うのも、2年生の夏を過ぎた辺りから、
妻の容姿がどんどん変わって行ってしまったのです。

髪を長く伸ばして明るい色に染め、
化粧も派手に成った為に見た目5、6歳は若くなりました。

服装も若い娘が着ている様な物に変わり、
その上、付き合いだと言って帰りが遅くなる事も度々で、
子供を母に任せて、休日に出掛ける事もありましたが、
若い時に苦労させた負い目が有るのか、母は何も言いません。

私も、ただでさえ7歳も若い妻が更に若くなり、
可愛くて仕方が有りませんでした。

しかし、3年生になると更に派手になっていき、
身体のラインを強調した服や、
今にもパンティーが見えそうなミニスカートまで穿きだしたので、流石に放ってはおけません。

「おい、34歳でそのスカートは短過ぎないか?
それにその胸の大きさを強調した服は何だ?
裕子は2人の子供の母親なのだぞ」

「そう?ミニスカートなんて、今は40代の奥さんだって穿いているわよ」
「それにしても短過ぎるだろ。それでは少し屈んだだけで見えてしまうぞ。
裕子は変わったな。化粧だって、まるでキャバクラのお姉ちゃんみたいだし」

「似合っていると思うけどなー。それよりも、キャバクラに詳しそうだけれど、行った事が有るの?」
妻は今になって青春を謳歌している様でした。

その後も妻はゼミのコンパなどを理由に、帰宅が遅くなる事が増えて行きます。
そんなある日、飲み会で遅くなって終電に乗り遅れた私がタクシーで帰る途中、
我が家から300メートルほど離れた所に止まっていた、
白いスポーツカーから妻が降りてくるのを目にしました。
「ごめんなさい。教授も交えてゼミの仲間と食事をしていて、
話が盛り上がってしまって、すっかり帰りが遅くなってしまいました」

「そうか。それで、どうやって帰って来た」
「終電に乗り遅れたので、タクシーで帰って来ました。贅沢をしてすみません」
妻が平然と嘘を吐いた事が私にはショックでした。

妻に限って浮気など出来るはずは無いと信じていた私は、
この時は、まだ妻を疑う気持ちなど全く無く、ただ嘘を吐かれた事に腹を立てていました。
「そうか。最近はツードアのスポーツタイプのタクシーも有るのだな」
私がそう言い残して寝室に行くと、後を追う様に入って来た妻の目には涙が光っています。

「ごめんなさい。嘘を吐きました。本当はゼミの仲間に送ってもらいました。」
「誰に?」
「・・・清水君。でも変な関係では有りません。3人送ってもらって、たまたま私が最後になっただけです」
「本当か?本当は2人でホテルに行っていたりして」
私は疑ってもいませんでしたが、妻の方が男に送ってもらった事を意識しているようだったので、からかってみると、妻は声を荒げて否定しました。
「ホテルになんか行っていません。彼とはその様な関係では有りません。手を繋いだ事も有りません」
初めて聞いた激しい口調で、逆に2人で会っていたのではないかと勘ぐりましたが、
妻の性格や同級生だとすると彼との歳が10歳以上も違う事を考えれば、
変な関係に成る事までは考えられず、仮に2人で会っていたとしても、
遅い青春を少し楽しんだだけだと、多少大目に見る事にしてしまいました。

しかし、その後も回数は減ったものの、やはり帰宅の遅い日が有り、
1週間ほど経つと何故か私とは目を合わさなくなって会話も減り、
何かと理由を付けてセックスも拒むようになって行きました。
更に1ヶ月経った頃には、私と同じ部屋にいる事すら避けるように成ってしまい、
私が眠るまで子供の部屋にいるので、2人の時間は殆ど有りません。

「どうして俺を避ける?毎日毎日不機嫌そうな顔をして。何か不満が有ったらはっきりと言えよ」
「避けてなんかいません。それに何も不満なんて有りません。ただお願いが・・・・・」
妻のお願いとは、ゼミで旅行に行く事でした。
私が目撃した車の彼も同じゼミだという事も有り、
この事を私に言い辛くて悩んでいたのだとまた勘違いしてしまい、
これで以前の様な明るい妻に戻るのなら、
教授や他の生徒も一緒で、2人だけで行く訳では無いのだからと許可してしまいます。

しかし、旅行から帰った妻は明るくなるどころか、
更に私を避けるように成ってしまいました。

いくら鈍い私でも、流石に妻に何か有るのでは無いかと疑いました。
(妻に何か有る。浮気か?いや妻に限ってそれは無い。
それなら何だ?妻を疑った俺を嫌いに成ったのだろうか?)

私の中で絶えず葛藤が続き、仕事中も考えてしまうようになってしまい、
身体の調子が悪いと勘違いした上司や部下から心配されたので、
妻との事をはっきりさせようと早退させて貰って、
大学の前に車を止めて電話しました。

「こんな時間に、どうかしましたか?」
「ああ、裕子に尋ねたい事が有る。お母さんや子供達には聞かせたくないから、今から会えないか?」
学校まで来ている事を告げずに言うと、妻は何か察したらしく、
すぐには返事が出来ずに沈黙が続きます。

「実は、ゼミの教授に資料の整理を手伝って欲しいと言われていて、
今日は少し遅くなります。終り次第帰りますから、話は今夜では駄目ですか?」
妻が嘘を吐いていると感じた私は、その場で妻が出て来るのを待っていると、
白いスポーツタイプの車が横を通り過ぎて行きました。

その車のリアウインドウには、見覚えの有る大きなステッカーが貼って有ったので、
先日の車だと判ったのですが、ウインドウは黒く中がよく見えません。

もしかすると、妻が助手席に乗っているかも知れないと思い、
後を追うと駅前のファミレスに入って行ったのですが、
予想に反して降りて来たのは真面目そうな若者1人だけでした。
(待ち合わせ?)

どちらにしても普通に電車で帰るなら、妻はここの前の道を通るはずなので、
その若者の後ろの席に座ってコーヒーを飲んでいると、後ろから話し声がしました。
「清水じゃないか。今日はここで裕子奥様と待ち合わせか?」
「俺は別に・・・・・・」
「隠すな。清水と裕子奥様が付き合っている事は、もう皆が知っている事だ」
「付き合うだなんて・・・・・・・・」
「隠すなって。この間も2人で旅行に行ったのだろ?
偶然高速のドライブインで、清水と裕子奥様を見掛けた奴がいるぞ。
その夜、こいつが貸して欲しいCDが有ったので、携帯に電話したそうだが、
出なかったらしいな。裕子奥様とアレの最中だったのか?」
するともう1人の若者が。

「何も知らなかったので、電話してしまって悪かったな。
実はその後、携帯に出ないので何か有ったのかと心配で自宅にも電話してしまった。
するとお袋さんが出て、ゼミで旅行に行っていると言うじゃないか。
同じゼミなのに俺だけ退け物にされたと思って、慌ててこいつに電話したら、
どうも2人だけのゼミ旅行らしいと聞いたよ」

手は震え、血の気が一気に引いて行きました。

今までに味わった事のない程の屈辱感に襲われ、この清水という若者に対して殺意すら覚えます。
しかし、そんな私の気も知らない若者達は、更に私を奈落の底に突き落すような話を続けました。

「裕子奥様はどうだ?」
「どうだって、何だよ?」
「セックスに決まっているだろ。あのムチムチした身体では、2度や3度逝った位では満足しないだろ?」
「・・・・・・・・・・」

「俺も以前人妻と付き合っていたが、あまりにセックスが激しいので別れた。
若い男は、続けて何度でも出来ると思っている。
人妻はただでも激しいのに、裕子奥様はあの身体だ。
旅行なんか行ったら、朝まで寝かせて貰えなかっただろ?
何回ぐらいさせられた?」

「俺達は、そんな・・・・・・・・」

「俺達の仲で隠さなくてもいいじゃないか。裕子奥様の、オマンコの締まり具合はどうだ?」
「俺はあのポッテリとした唇に興味が有るな。
あんな唇でフェラされたら、それだけで何度でも出してしまいそうだ。
当然フェラもして貰っているのだろ?」

「俺達は別に・・・・・・」

「ここまできて隠すな。噂では清水は童貞だったと聞いたぞ。
最初が人妻で良かったじゃないか。
筆おろしは、慣れている女にリードして貰うに限る。
精々卒業までに、裕子奥様に色々教えてもらえ」

居ても立っても居られなくなり、彼らの方を振り向いて睨み付けましたが、
丁度その時、妻が入ってきたので彼らも一斉に入り口を見た為に、
私が睨んでいる事には気付きません。

「おっ、裕子奥様の登場だ。今からラブホか?それにしても、あの太腿は堪らないな」

「あんな澄ました顔をしていて、あの時どんな声を出すのか、今度ゆっくり教えてくれよ。さて、邪魔者は退散するか」
2人の若者は妻に軽く頭を下げると、厭らしい目付きで全身を舐めるように見ながら出て行きました。

「待たせてしまってごめんなさい」
「メールに、大事な話が有るって書いてあったけれど脅かさないでよ」

「実は・・・・・・もう2人だけでは会えない。私辛いの。」
「どうして?俺の事を嫌いになったの?」

「そうじゃない。でもこれ以上主人に嘘を吐いて、裏切っている事が辛いの」
妻は私が何か感付いたと知り、彼との関係を清算しようと思ったのでしょう。

「俺より旦那の方が好きなんだ」
「困らせないで。主人と彰君に対する想いは違うの。私には子供だっているし」

「駄目だ。何を言われても俺は別れない。例え嫌いになったと言われても」
「違うわ。私は彰君が好き。でも主人とは別れられないの。このままだと2人共不幸になる」

妻の言葉は、彼の方が好きでも子供の為に家庭をとると聞こえます。
これ以上は聞いていられず席を立つと、2人のテーブルの前に立ちました。
「あなた!」
「えっ・・・・・・」

「裕子、心配し無くても俺から別れてやる。
子供達の事も、俺が育てるから心配するな。
おい、清水とか言ったな、俺の家庭を壊した責任は重いぞ。
一生纏わり付いて、お前を必ず潰してやる」

そう言い残して車に乗ると、涙を流しながら止めようとする妻を振り切って家に帰りましたが、
彼には負け犬の遠吠えに聞こえたかも知れません。

「哲也さん、どうしました?こんなに早く」
母の問い掛けにも答えずに寝室に行くと、彼に車で送ってもらったのか、すぐに妻が入って来ました。

「あなた、ごめんなさい。許して下さい」
妻は泣きながら土下座しましたが、許せるはずが有りません。

「許す?許せる訳が無いだろ。今有る通帳と印鑑、キャッシュカードを全て出せ」
「許して下さい。お願いですから、話を聞いて」

「まずは俺の言った事を先にしろ」
私は妻が出してきた物全てをポケットに入れました。

「これは財産分与として俺が貰っていく。
お前のような女の家族に、今まで散々金を使ってきたから、文句は無いな?
それと子供達はアパートが見付かり次第迎えに来る。
お前のような淫乱な女に育てられては、子供達もまともには育たない。
それと慰謝料は1千万。
おまえの得意なセックスで稼げる、風俗にでも勤めれば軽く払える額だ。
不服が有るなら裁判をする。じゃあ」

「待って。話だけでも聞いて」

その時、心配で立ち聞きしていたのか、母が血相を変えて飛び込んできました。
「哲也さん、待って。いったい何が有ったの」
「裕子と相手の男に聞いて下さい」

「相手の男?裕子!あなた、まさか」
妻は一層激しく泣き出し、母は何も言えずに立ち尽くしていました。

私はこのまま家を出てホテルにでも泊まろうと思いましたが、
母が私の足にしがみ付いて放しません。
「哲也さん、ごめんなさい。私からも謝りますから、裕子の話を聞いてやって。お願い。お願い」

母を足蹴にするわけにもいかずにその場に座りましたが、妻は泣いていて何も話せません。

「裕子!泣いていないで、何か言いなさい」
「あなた、ごめんなさい。でも彼とは身体の関係は無いの。確かにあなたに嘘を吐いて2人で会っていました。
でも私はあなたが好き。彼とは恋愛ゴッコをしてしまったの」

「恋愛ゴッコ?でも確かに彰君が好きと言っていたよな?」

「彼は真面目だから、逆にそうでも言わなければ何をされるか分からない」

「さすが30歳を過ぎて大学に合格した秀才。言い分けまで考えて有ったのか?
それなら先週の旅行は、誰と行ったのか言ってみろ。全て聞いたぞ」
「それは・・・・・・・」
「2人だけで旅行に行って、身体の関係はないなんて、よく言えるものだ。
それを俺に信じろと言うのか?
30歳を過ぎた女と、20歳を過ぎた男が一夜を共にして、
何も無かったと言うのか?」

「でも本当に身体の関係は無いの。それだけは信じて。お願い、信じて」

「俺が若い女と旅行に行ったら、裕子は信じられるか?」

「信じられないかも知れない。でも本当に何も無かったの。お願い、信じて」

「それなら、どうして旅行など行った?」

「別れる為に・・・・・・」

「別れる為に旅行に行った?意味が分からん。奴との事を、最初から詳しく話してみろ」
入学して1ヶ月もすると皆それぞれ友人が出来て、何人かで連れ立って昼食をとる様になりました。
しかし、妻はそれを羨ましく思っても、歳が違う事もあって、すぐには皆に溶け込めずに、いつもベンチで一人パンを齧っていたそうです。
彼もまた大人しい性格で友達が出来ずに、妻同様一人でポツンと昼食をとっていましたが、
友達がいない同士、いつしか一緒に学食や近くのファーストフードで食事するように成りました。
その後、徐々に2人は皆に溶け込んでお互いに友達も出来たのですが、
仲間と食事に行ったりする時は、自然と隣の席に座り、
講義の空いた時間や学校が終ってから、2人で喫茶店に行ったりする仲になっていきます。

服装や化粧が派手に成っていったのはこの頃からで、おそらく妻は彼に気に入られようと必死だったのでしょう。
大学では、次第に恋人同士になる者も少なくなく、
妻は、その様なカップルを見ていると正に青春だと思えて羨ましく、
彼を好きとか嫌いとかではなくて、一緒にいると自分にも青春が戻って来た様に感じたと言います。

彼との仲がより親密に成ったのは、彼の車から妻が降りてくるのを、私が目撃した日からでした。
その時、彼は急に車を止め、妻に好きだと告白したのです。

若い男から好きだと言われて妻も悪い気がするはずも無く、
その後はお互いを名前で呼び合い、学校以外では腕を組んで歩いたりもしました。

「ごめんなさい。若い子に好きだと言われて、有頂天になっていました。
あなたの事も考えずに、恋愛ゴッコを続けてしまいました」

「恋愛ゴッコで、旅行まで行くのか?」

最初、何も考えずにその様な仲を楽しんでいた妻も、次第に罪悪感が大きくなって、この様な関係はやめようと言ったそうです。
「私には夫や子供がいるのを知っているので、彼も当然遊びだろうと思っていたら、
今まで女の人と付き合った事の無い彼は、私の事を真剣に想っていて、
隠しているのが辛くて別れると言うなら、
あなたに私と別れてくれと頼みに行くと言いました。
あなたから私を奪いたいと言いました。
この様な事をしていたと、あなたに知られたくなかった私は、
どうにか説得したのですが、その条件が、最後の思い出作りに旅行に行く事でした」

「ほーう。でも奴らの話だと、その後も別れた様子は無かったよな?」

「彼はそれでも諦めてくれなかったので・・・・・・・・・」

妻は手を繋いだ事は有っても、身体の関係どころかキスもしていないと言い張り、
私も喫茶店での彼の言葉を思い出すと、小さい声ながら、
確かに友達の言っている事を否定していました。

「哲也さん。もう一度裕子にチャンスをあげて。
もし裕子の言っている事が嘘だと分かった時は、
哲也さんが出て行かなくても親子の縁を切って、
裕子に出て行ってもらいます」

「お母さん。仮に身体の関係が無いとしても、俺を裏切った事に変わりは無いのです」

そう言いながらも母の言葉で少し冷静になると、
もう一度妻を信じたい私がいます。
「分かっています。それはこれから一生掛かっても償わせます。
だからお願い。子供達の為にも、もう一度だけ」

母の言う通り子供達の事を考えれば、勢いだけで軽率な行動も取れません。
「裕子、嘘は無いな?今の話に少しでも嘘が有れば、俺達は本当に終わりだぞ」

「ありがとう。一生掛かっても償わせて下さい。ありがとう。ありがとう」

私は暫らく様子を見ようと思いましたが、全て信じて許した訳では有りません。
妻に限って、そこまではやっていないと信じたいのですが、例え身体の関係が無かったとしても妻の言った
『彰君が好き』と言う言葉が、頭の中から消えないのです。

身体でも、妻の愛を確かめたいのですが、完全に信用する事など出来ない私は、
2人が裸で絡み合っている姿ばかりが浮かび、とても抱く気には成れません。
「今日は学校に行かないのか?」
「行ってもいいのですか?」
当然、大学は辞めさせる気でいたのですが、このまま彼との接点が無くなっては、
一生、妻の真意が闇の中に葬り去られる気がして、
妻の本当の気持ちを探りたくて続けさせる事にしました。
(安定した家庭や子供達を捨てる事が出来ないだけで、本当は彼を愛してしまったと確認出来れば、俺は満足なのだろうか?)

妻と彼が顔を合わす事は最も嫌なはずなのに、私は壊れ始めていたのでしょう。
「奴とは一切言葉を交わすな。メールも駄目だ」
「・・・・・はい」

仕事中も、2人がラブホで抱き合っている姿が浮かび、早く帰って妻に今日1日の事を聞きたくて仕方が有りません。
「一言も言葉は交わしていないだろうな?携帯を見せてみろ」
携帯には、妖しい物は有りません。
妖しい物が無いと言うよりは全て削除されていて、彼とのメールは何も残っていないのです。

「奴との今までのやり取りは、その都度消していたのか。この調子だと、今日のも消したかも知れないな」
「ごめんなさい。今日メールは来ませんでした。勿論私からもしていませんし、話もしていません」
「でも、奴の電話番号とメールアドレスは消せないようだな」
「それはゼミの連絡用に・・・・。彼だけで無く、ゼミの仲間は全て入っています」
そのことが面白くない私は、そのまま妻の携帯から彼に電話を掻けました。

「裕子か?旦那とはどうなった?」
「裕子?何を言っている!今からすぐに来い。慰謝料の話をしたい」

「あなたやめて!もう彼には関係ない。私が悪いの。私が償って行きます」
妻の彼を庇う態度で、更に私は壊れて行きます。

彼がやって来たのは、それから2時間も経ってからで、しかも父親と母親が一緒です。

「おうおう。やる事は一人前なのに、責任を問われれば、パパとママが一緒か」
「責任はとります。裕子と一緒になって、2人で償って行きます」

その言葉で私が立ち上がろうとすると、その前に中学の教頭をしているという父親が、平手で頬を叩きました。
「まだそんな事を言っているのか!その話は出て来る前に終っただろ!」

「彰ちゃんにこれ以上付き纏わないで。
あなたの様な、夫も子供もいながら何人と浮気しているか分からないような女で、
彰ちゃんの経歴に傷を付けられたくないの。
あなたの様な女に引っ掛かった彰ちゃんが可哀想だわ」

小学校の教師をしているという母親は泣きながら、その後も妻に罵声を浴びせ続けました。

「馬鹿息子を庇う、親馬鹿の話はもう済んだか?
慰謝料として500万。不服なら裁判をする。話は以上だ」

「何を馬鹿な事を。息子は何も悪い事をしていないのに、何が慰謝料だ」

「2人は旅行に行った事は認めている。あんた達は、本当に何も無かったと信じているのか?」
「あなた、私達は本当に・・・・・・」

「喧しい。そんな事は裁判長が判断してくれる」
「お前達夫婦は美人局だな」

「そう思うなら、告訴してみろ。本当は慰謝料なんかどうでもいい。
ただお前の馬鹿息子が、人妻にこう言う事をしたと公にしたいだけだ。
美人局でも脅迫でも何でもいいから訴えろ。
警察沙汰になって事が大きくなれば、逆に俺は嬉しい」

「あなた。彰ちゃんの将来には代えられないわ。手切れ金を払いましょう」

「そうだな。悪い事はして無いから慰謝料ではなくて、手切れ金として明日30万持って来る。これで文句は無いな」

「それで、もう彰ちゃんに関わらないで」

「言っただろ?俺は金が目的では無いと」

「欲の深い奴だ。20万上乗せして50万くれてやる。
これ以上の脅しには乗らない。
だいたい夫婦が上手く行っていれば、こんな事には成らなかった。
これは旦那にも責任は有るのだぞ。
旦那がしっかりしていないから、女房が男に走ろうとする」

「俺が何をした。俺は被害者だ。お前達の馬鹿息子に家庭を壊された被害者だ」
大事な一人息子を散々馬鹿息子と言われて気に触ったのか、父親の顔が見る見る真っ赤に成って行きます。

「何が被害者だ。被害者は息子だ。何も知らない初心な息子を誘惑して、
おまけに夫婦の揉め事に巻き込み、本当にいい迷惑だ。
話は終った。もう帰る」

一方的にそう言い残すと、息子を引っ張るように連れ帰りました。

彼等が帰った後も私の怒りは収まらず、何も言わずにただ泣いていただけの妻に当たってしまいます。

「どうして俺が、美人局呼ばわりをされなければ成らない。
お前が浮気したのは俺のせいか? 俺が何かしたから奴と旅行に行ったのか?」
「ごめんなさい。私が悪いの。ごめんなさい」
妻を責め続けていて1時間ほど経った時、
妻の携帯が鳴ったので私が見ると、清水君と表示が出ています。
「おい、携帯に出ろ」
恐る恐る妻は出ると、すぐに私に携帯を渡しました。
「彼が、あなたに、代わって欲しいと・・・・」
「僕と裕子は愛し合っています。償いはして行きますから、
2人の愛を邪魔しないで下さい。
おねがいですから裕子と別れて、自由にしてあげてください」

「正気か?だいたい、本当に償いをする気が有るなら、今すぐ死んで詫びろ」
「裕子。奴は裕子と愛し合っているから、別れてやってくれと言ってきたぞ」
「嘘です。私が愛しているのは、あなただけです。彼が一方的に、そう思い込んでいるだけです。電話を切って。お願いですから、電話を切って」
妻は携帯を取り戻そうと、必死の形相で私に掴み掛かってきます。
何か話されては、不味い事が有るのだと思った私は、妻を片手で突き飛ばしました。
「おい、聞いたか?裕子はお前など好きでは無いと言っているぞ」
「そんな筈は無い。僕達は約束したんだ」
「約束?」
「これは絶対に誰にも言わないと約束していたけれど・・・・・・・。
これを知られたら僕とは終ってしまうと言われたけれど・・・・・・・。
僕達は1ヶ月以上前から身体でも愛を確かめ合っていた。
旅行で泊まったホテルでも、朝まで何度も確かめ合った。
その時、僕の腕の中で裕子は言ってくれたんだ。
いつか旦那と別れて、僕と一緒に成ってくれると言ってくれたんだ。
だから僕を愛していないなんて嘘だ」

私はあまりの事に持っていた携帯を床に落してしまい、携帯を拾おうとした妻の頬を張り倒しました。

「奴が全て話した。1ヶ月以上前から身体の関係が有ったのだな。
旅行では朝までしていたそうだな。
その時、将来奴と結婚する約束までしたそうじゃないか。
嘘ばかり吐きやがって。
上手に騙せたと、腹の中で俺を笑っていたのだな」

頬を押えて座り込んでいた妻を心配して、駆け寄っていた母は大きな声を出して泣き出しました。

「裕子、そうなの?私も騙していたの?裕子、裕子ー」
「ごめんなさい。ごめんなさい。
知られれば、あなたを完全に失うと思った。
知られてあなたに離婚されると思うと怖かった。
私はあなたを愛しています。
私はあなたと別れたくない。
彼に言った事は嘘です。
そうでも言わなければ、終って貰えなかった。
ごめんなさい。ごめんなさい」

おそらくセックスをしている最中に、彼に迫られたのでしょう。
『終って貰えなかった』と言う言葉から、朝まで何度も繰り返された激しいセックスを想像してしまい、更に怒りが増していきます。

「裕子が言う通り、俺達はもう終った。裕子が子供達の顔を見られるのも、今日が最後だ」

「いや、いやー」

私が寝室に入って1時間もすると泣き声は聞こえなくなり、妻の軽自動車のエンジン音がしました。
「お母さん、裕子は?」
「約束通り、この家を出て行ってもらいました。ただ・・・・・・・・完全には見捨てられなくて、取り合えず妹の家に行かせました。ごめんなさい」
親子なら当然の事でしょう。私に約束をしたと言っても、娘は可愛く心配なのです。
私は聞いてあった彼の自宅に電話をすると、出たのはあの母親でした。
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